【油性の線描が水性の絵具を弾いて、焼成後にきれいな白抜き線になります】マーキンググラフ 赤 2本入

850104

330円(税込)

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先にこのマーキンググラフで輪郭線を描くと
油性の線描が水性の絵具を弾いて 焼成後にきれいな白抜き線になります。
陶磁器をはじめ、様々なもの(写真・ネガ・金属・ガラス・ゴム・プラスチック・布)に
筆記可能な紙巻の色鉛筆です。


紐を引くと巻紙が破れて芯が出るという
なんとも昔懐かしい姿の色鉛筆。

でも実は、ナイフや鉛筆削りいらず
水に落ちない・にじまないという
タフで実用的な油性色鉛筆「マーキンググラフ」です。

陶磁器メーカーでは倉庫で検品した器に
パパっとチェックマークを書く
「チャイナマーカー」という名だったり、
または医療現場では手術などの際
「ダーマト」(ドイツ語で皮膚?)に
印をつけるためのペンとして
「ダーマトグラフ」という名称だったり。
基本的にはどれも同じもののようです。

こちらはダーマトグラフに比べ芯が若干硬く、
カスが出にくい日本製です。
皮膚と違って器はかたい素材ですから、
断然こちらの方がきれいに作業できます。

使い方は簡単。
油性のマーキンググラフの特徴をいかし
水性絵具を使って色の塗り分けをします。
たとえば、白抜き線の絵柄を描くことです。


先にこのマーキンググラフで輪郭線を描くと
油性の線描が水性の絵具を弾いて
焼成後にきれいな白抜き線になります。
普段濃い色の線描表現が多い
盛り絵具を使った絵付けに使うと
今までと違った印象の作品作りができます。

また、色見本制作や絵具の混色実験にも便利です。
マーキンググラフで升目を描いて
色を入れると、なんとなく
絵具を並べるよりもきれいですし
マスキングテープで区切らなくても
色の塗り分けができます。

油性といってもそれほど強くないので、
筆で上から絵具を塗ったり、
こすったりすると鉛筆の跡は消えてしまいます。
油性の鉛筆の線は、
横から水分が近づくと弾くので、
上にのせるよりも線で囲んだ内側に
絵具を入れると効果的です。

きれいに白く弾いた線を出すには
白磁の上で800℃以上の焼成が必須です。
温度が低かったり焼成後の絵具の上に使うと、
うっすらと描いた線が
残る場合がありますので、ご注意ください。
それ以下ですと鉛筆の色素や
ワックス成分がうっすら残ります。

また、鉛筆は普通の鉛筆と違い
芯が太いのでペン書きしたような
細書き線の代わりにはなりません。
私は、模様を描く時など
すこし細くしたいときは
カッターで出ている芯を削ります。

芯が太いという事を考えると
絵柄は細かいものよりも
大きい方が向いています。
(文・講師/渡辺)

●メーカー:トンボ鉛筆
2本入り

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