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〜自由な発想で好きな色や形に描く〜
大人かわいい苺パターン

2023年3月28日掲載
 



人間も、人それぞれ、
苺もそれぞれ。
丸いの・三角の、赤いの・緑の・黄色いの。
でもヘタとつぶつぶを描けば
みんなそれぞれのいろんな苺になります。
かわいいモチーフですが、
少し渋めの色を入れるのも
大人かわいく作れます。
 
自由な形と色合いで
苺の器を描いてみましょう。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


〈制作手順〉



1

『BOXY油性ボールペン』で下絵を描きます。
丸や、おにぎりのような三角、楕円形など、
大小まじえて描きます。
 
その後、ヘタやつぶつぶも大まかに描いておきます。
(※ただいずれも、マスキングをしたり
絵具で塗っているうちに、自然に薄くなっていきます。
あくまでイメージ作り程度に思って
下書きの作業をしてください)
 
BOXY油性ボールペンは
細さや「濃すぎない」ところなどがちょうどいいですが
『スタビロALL鉛筆8046 黒軸』などでも描けます。
濃いめに描ける鉛筆なので、
筆圧を強めすぎないようにして描きましょう。

 

2

『水溶性マスキングリキッド』を使って、
苺の実の周りをマスキングします。
筆は水で使えて毛先がある程度まとまる筆なら
何でもかまいませんが、
『面相筆(黒狸)極小』などは大きさも含みも
マスキングにおすすめです。
 
実にヘタがかぶるような苺などは
ヘタの部分もマスキングし、
実の中を空洞にするデザインなどなら、
その部分をやはりマスキングしておきます。

 

3

『ペインティングオイル』で絵具を練ります。
 
ここでは実に塗る色として
『イエローブラウン』『カーキグリーン』
『ラズベリーソーダ』『ライラックNo.2』
『マイセンレッド』を、
ヘタの色は
『ストームグリーン』『クロームグリーン』、
つぶつぶや茎などに『ブラック』
を使っています。
 
お好みでいろいろなカラーにしてみましょう。
 
マヨネーズくらいの、
つやがあり山が崩れない程度に。
あまりゆるくならないよう
気をつけましょう。

 

4

マスキングが乾いたら絵具を塗ります。
 
 『No.500 別製リス毛平筆』などの
適当な大きさの平筆を用意します。
筆の洗いやすさを考慮して、
この場合ですと、
黄色→緑→紫→ピンクの順に塗って、
最後に赤を塗ります。
赤は混色すると発色が濁るので、
『無臭ブラシクリーナー 100ml』などで
筆をよく洗ってから赤を取るようにします。
 
ひと通り塗り終えたら、
『ラップテープ』で
「パディング用スポンジ(*)」(ポンポン)をつくり、
塗った筆のあとを整えます。
 

パディング用スポンジ(*)
→『ラップテープ』を二重にして、手芸用のわたをつめてまるめたものです。商品ページの作り方を参照してください。



 



5

ピンセットなどを使い、マスキングを剥がします。
ゆっくり剥がすと途中で、パディングした面に
マスキングが落ちてしまうことがあります。
時間をかけずに速やかに剥がした方が
失敗が少なくなります。
もし失敗したら、またスポンジで軽くたたいて
補修しましょう。
 
マスキングを剥がしたら、
はみ出している色がないかよく確認し、
綿棒で必要な掃除をします。

 

6

『アルテージュAXC350コリンスキー丸筆3号』
などの小〜中サイズ程度の丸筆を使い、
苺のヘタを描きます。
 
このサンプルでは、
ストームグリーンとクロームグリーンの
2色を適当に使い分けています。
混ぜながらもよいでしょう。
 
筆はあまり立てずに、
やや浅めの角度にして筆圧をかけずに塗ると、
色が濃く乗せやすくなります。
 
ヘタの形は後で『オリジナルゴムピック』で変えられるので
あまり細かく気を使う必要はありません。

 

7

苺のつぶつぶを
丸筆の先端にブラックを取り、
ドットや短い線などで描いたり、
面に塗った色をゴムピックで抜きながら作ります。
 
ドットを打つときは、
丸筆の先に少し多めに絵具をつけ、
筆を立て、先端を器表面に軽くあてるだけで描けます。
筆先を押すと点がくずれてしまいます。
 
ゴムピックは、
少し絵具を抜いたら先端をペーパーで拭く、
ということを繰り返しながら作業します。

 

8

ゴムピックで
ヘタの重なり合っている部分の線を抜いたり、
形を整えたりなどします。
ヘタの先端をピックで
少し尖らせたり、曲げたりして、
苺ごとに少しずつ差をつけると
絵の面白みが出ます。
 
全体のバランスを遠目から見て、
ブラックで茎を描き足してあげたり、
余白が気になるところなどは、
お好みの色でドットを入れるなどをして、
絵に動きやにぎわいを加えます。
 
最後にもう一度全体のバランスを遠くから眺めて、
掃除のし残しがないか確認をして
でき上がりになります。
 
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
 
苺の色は、
見本のように多色使いでも楽しいですが、
もちろん赤やピンクなどの単色だけで描いても
かわいらしくなります。
 
多色の場合は、今回のように
赤やピンクなどの暖色系をメインの色にして、
緑や紫や青っぽい色などの
寒色系をたまに使うと
全体的なバランスが取れると思います。
 

※ 制作に関してのご注意 ※


〈絵具の厚みと安全性について〉
 
絵具は、部分的に厚すぎると、焼成後剥離し、
逆に薄すぎると、絵具量の不足によりつやもなく、
場合によっては酸性の強いものを
長時間載せておくと、絵具に含まれる
金属成分が溶け出すことがあります。
 
適度な厚みの絵具が、きれいでつやがある、
そして使用上安全な焼き上がりの条件となります。

 


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

 
〈使用した道具〉
※今回使用しているサンプルの白磁は
現在お取り扱いしておりません。


BOXY
油性ボールペン

  

スタビロALL鉛筆
8046 黒軸

  

水溶性マスキング
リキッド 25ml

 

面相筆(黒狸)
極小

 

ペインティング
オイル 50ml

 

イエロー
ブラウン

 

カーキ
グリーン

 

ラズベリー
ソーダ

 

ライラック
No.2

 

マイセン
レッド

 

ストーム
グリーン

 

クローム
グリーン

 

ブラック


  
 

No.500
別製リス毛平筆

 

無臭ブラシ
クリーナー
100ml

ラップテープ



  
 

アルテージュ
AXC350
コリンスキー
丸筆3号
 

オリジナル
ゴムピック


 


 
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