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《気まぐれ講師ルーム便り》赤色の上絵具についてのお話

2024年11月5日配信/2026年8月7日掲載
 



講師の柳田です。

絵付けを楽しんでいらっしゃる方の
秋から冬にかけてのお楽しみと言えば
イヤープレート(クリスマスプレート)の
制作があります。
サンタクロースやヒイラギの実など
赤い色を使う機会も増えるのではないでしょうか。

今回はクリスマスのイメージに
欠かせない色である赤色について
お話しさせていただきます。

まず、ウツワトエツケで販売している赤色には
2種類あります。
"セレン化合物”を成分とする赤色と
"酸化第二鉄”を成分とする赤色です。

セレン化合物を成分とする赤色は
『クリスマスレッド』です。

クリスマスレッドは
しっかりと厚く乗せることによって
鮮やかな赤色になります。
薄塗りだと綺麗に色が出ないため
色の濃淡をつけるグラデーションなどには
不向きの絵具になります。

酸化第二鉄を成分とする赤色は
『マイセンレッド』です。
その他に和絵具の朱赤や九谷赤なども
同じ種類の絵具と言えます。

こちらは薄塗りでもきれいに色が出るため
濃淡の表現が可能です。
厚塗りは得意ではなく、あまり厚く塗りすぎると
剥離することがあります。

どちらの絵具にもいえることなのですが、
混色はあまりおすすめできません。

セレン化合物は違う色と混ざると
色素が破壊され赤黒くなってしまうことがあります。

鉄系の絵具も以下の色と混ぜると
焼成をした時に脱色することがあります。
どうしても混ぜる必要がある場合は
焼成実験をしたほうが良いでしょう。

【鉄系の赤色と相性が良くない色】
緑(酸化クロム)
ピンクや紫(含金)
青(酸化コバルト) 
黄色(アンチモン)  

絵具の成分を理解していると
混色で失敗することが減ります。

絵具の性質をしっかりと把握して
絵付けを楽しんでください。

最後に、今回紹介した赤色のリンクを貼っておきます。
お持ちでない色はぜひお試しください。



◎クリスマスレッド
https://utsuwatoetsuke.shop/?pid=154355338

セレン化合物を成分とする鮮やかな赤色です。
やや濃く厚めに塗ると鮮やかに仕上がります。
焼成温度が高すぎると脱色することがあるので
760℃程度での焼成を推奨しています。



◎マイセンレッド
https://utsuwatoetsuke.shop/?pid=155160475

酸化第二鉄を成分とする朱色に近い赤色です。
絵具の粒子がとても細かく濃淡表現がしやすい絵具です。
焼成温度は温度が低いとつやが出づらいため
820℃での焼成を推奨しています。
 

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