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《プチレッスン》第19回/続・ガラスビーズを上手に焼こう
〜細かい粒状のビーズの装飾〜

2022年5月13日掲載
 


 
ガラス素材のビーズは焼き付けて
使用することができるので、
陶絵付の装飾としてとても面白い素材です。
第14回「ガラスビーズを上手に焼こう」では、
陶絵付の基本的なビーズの装飾方法をご紹介しました。
今回は砂粒やグラニュー糖のように
細かい粒状のビーズの装飾方法のご紹介です。 
 
砂のように細かい粒状のビーズは体積が小さいので、
少しでも焼成条件が合わないと
すぐに溶けたり変色したりと、
ビーズの中でも影響を受けやすい素材ですが、
コラレン風や砂糖をまぶしたような存在感のある
可愛らしい作品の表現にぴったりな素材です。
ぜひ作品制作に挑戦していただければと思います。



※ガラスビーズなどを使った作品は、
 展示、装飾用となります。食器としてのご使用は
 おすすめできませんのでご注意ください。

 
ウツワトエツケでは細かい粒状のビーズは、透明な
クリアビーズ SSサイズ
(1粒のサイズ約0.4mm前後)
と、
クリアビーズ Sサイズ
(1粒のサイズ約0.8mm前後)

取り扱いがありますが、
今回は通常のビーズの装飾方法での対応が難しい
『クリアビーズ SSサイズ
(1粒のサイズ約0.4mm前後)』の
装飾方法のご紹介です。



※『クリアビーズ Sサイズ
 (1粒のサイズ約0.8mm前後)』は
 第14回「ガラスビーズを上手に焼こう」
 ご紹介した通常のビーズの装飾方法で対応できます。


この細かい粒状のガラスのビーズ
クリアビーズ SSサイズを器に付けて固定する
糊や土台の役割をするものが
『つや出しフラッキス』です。


 
※クリアビーズ SSサイズの焼成適温が
 760℃のため、焼成適温800℃の
 レリーフパウダーなどの盛り絵具は、
 温度が達さないため向いていません。
 もし760℃で使用した場合は、
 盛り絵具本来の光沢や色合いが出なかったり、
 また絵具が溶けきらないために
 器などへの定着力も弱まる場合があります。

 
つや出しフラッキスは焼成することで
硬い器に土台や糊となって、
クリアビーズ SSサイズを
しっかりと固定し接着します。
 
粉状のつや出しフラッキスは
練ってペースト状にして使用しますが、
その際の溶剤は
素早くしっかりとビーズを定着させる
速乾性のものを使用します。
 
『水溶性メディウム速乾性』
『レリーフオイル』『スーパーMXオイル』がおすすめです。 






 
 
水溶性メディウム速乾性は水で、
レリーフオイルやスーパーMXオイルは『テレピン』
硬くなったら希釈して使用します。



 
これらの溶剤でハチミツ位の固さのペースト状に練り、
ビーズを貼り付ける部分に白磁が透けない程度の
厚みに塗ります。
 
ガラスビーズは思いのほか重量があるので、
厚みが薄すぎたり、作業時間が長くなって
溶剤が固まったりしてホールド力が弱くなると、
小さな衝撃でビーズが取れたりすることがあるので
気を付けます。
広範囲に装飾する時は、いくつかにパーツ分けをして
作業していくとよいでしょう。
 
花瓶などの立ち物に装飾する時は、
乾いてもしっかりとしたホールド力のある
レリーフオイルやスーパーMXオイルがおすすめです。
※ただし希釈には必ずテレピンを使用します。
 臭気がありますので部屋の空気を入れ替えたりなど
 換気をよくしましょう。
 

 
作業する時はビーズの飛散防止のため
新聞紙や紙などを広げた上で行い、紙箱のフタなど
ビーズを受けるものを用意するとよいでしょう。

 
ペースト状に練ったつや出しフラッキスを
ビーズを乗せたい部分に塗り、紙箱のフタなど
ビーズを受けるものを作品の下に用意して、
固まらないうちにクリアビーズ SSサイズを
上からまぶします。
まぶした後、指先などで少し押して
ビーズをしっかりと固定させます。
 
乾燥後、《760℃/キープ無し》で焼成します。
 
※粒子が大変細かいため、760℃以上、
 またキープありで焼成した場合、
 ビーズが溶けてしまう場合がありますので
 気を付けましょう。
 
※複数回焼くとその度に熱が加わるので、
 ビーズが溶けたり
 そこからクラックが入る原因となりますので、
 1回焼成をおすすめいたします。

※お窯から作品を出す場合も急冷すると
 クラックが入り、剥離や割れ、欠けなどの
 原因になりますので、必ず室温までお窯内の温度を
 下げてから取り出すようにしてください。


↑《760℃/キープ無し》で焼成
一つ一つの粒の形がわかる状態
 

↑《800℃/キープ無し》で焼成
粒が溶けてしまって表面が平面的になり、
クラックが入っている状態 
 
●注意●
通常のビーズも生産ロットなどで以前のものよりも
溶けやすくなっている個体があります。
ビーズの特性を生かしたいときは、
《760℃/キープ無し》や、1粒づつでの使用
おすすめいたします。
(大事な作品に付ける場合は、
事前に焼成テストを行ってビーズの溶け具合を
確認することをおすすめいたします)

 

↑ カラービーズを《800℃/キープ無し》で焼成した状態。
 個体により以前よりも溶けやすいものがあります

 




グラニュー糖をまぶしたような、
また冬の朝霜が付いたような
繊細なガラスビーズの表現は
きらびやかで存在感があり、制作作業も面白く、
いつもとは違ったニュアンスを加えたい作品表現に
ぴったりでおすすめです!
ぜひ細かいビーズを使った作品制作に
挑戦してみてください。
(文/講師・石澤)


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