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〜吹き墨風上絵付〜
紫陽花

2023年6月23日掲載
 



長雨で気持ちがふさぐ梅雨の時期に
紫や青、ピンクといろいろな表情で
目を楽しませてくれる紫陽花。

いろいろな種類がありますが、
今回はデザインしやすいガクアジサイを選び
和陶の“吹き墨”風に
歯ブラシで絵具を飛ばしてできる
上絵付を紹介いたします。

紙をハサミで切るだけでもかわいいので楽しいですね。

バリエーションも作りやすいので
色を変えたり、大きさを変えたりしながら
ぜひお楽しみください。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


〈制作手順〉





1

ガクアジサイは、大きな花に見える部分がガクで、
中心に集まっている部分が花です。

3cm角くらいの紙を4つに折って
ガクの形に切って広げます。
 
紙は半紙を使っています。コピー紙も使えます。
光沢紙は避けましょう。
少し水を吸収するものの方が使いやすいので
和紙なども向いています。

 

2

ピンセットで、切ったガク5枚を
お皿の上で真ん中のガクから順に
重ねながら並べていきます。

絵具は『水溶性メディウム速乾性』で
マヨネーズ状に溶き、
同量のお水で溶いたものを用意します。

 

3

『ライラックNo.2』を歯ブラシに付けて
少しずつ絵具を飛ばします。
 
歯ブラシはかためを使い
絵具にお水を入れすぎないようにすると、
きめの細かい絵具が飛びます。

水が多いと垂れてきますが
ドライヤーで乾かすと紙が飛んでしまうので、
ゆっくり乾かしながら色を重ねるのがポイントです。

 

4

奥のガクをピンセットで取って、
今度は『ピーコックブルー』を使います。
 
手前の取っていない紙のあたりに色を飛ばすと
形がハッキリします。

 

5

その手前のガクを取り、
今度は『ウォームピンク』を
取ったガクの上あたりに飛ばします。

 

6

最後に真ん中のガクを取り、
ウォームピンクとライラックNo.1を
それぞれ飛ばします 。

 

7

ガクの中心を竹串で抜き、
5つのガクの内側に花の形を抜きます。
変化をつけるため、花の半分は中を抜かずに
輪郭だけ残しておきます。
削った絵具の粉を乾いた筆などで
よくはらいながら作業しましょう。

 

8

シベも抜き、
シベの先端に『ネイプルスイエロー』、
花とガクの中心に『ピーコックブルー』を
『面相筆(黒狸)極小』で入れて完成です。
 
 シベにはジュエル絵具や
和の盛り絵具などを使ってもきれいです。

820℃で焼成して完成です。
 

※ 制作に関してのご注意 ※


〈絵具の厚みと安全性について〉
 
絵具は、部分的に厚すぎると、焼成後剥離し、
逆に薄すぎると、絵具量の不足によりつやもなく、
場合によっては酸性の強いものを
長時間載せておくと、絵具に含まれる
金属成分が溶け出すことがあります。
 
適度な厚みの絵具が、きれいでつやがある、
そして使用上安全な焼き上がりの条件となります。

 


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

 
〈使用した道具〉


水溶性メディウム
速乾性 20ml

  

ミニ
パレットナイフ

  

パレットタイル
15cm

 

クリーニング
アルコール
50ml

面相筆(黒狸)
極小

 

ライラック
No.2

 

ピーコック
ブルー

 

ウォーム
ピンク

 

ネイプルス
イエロー

 


 
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