【特に器の縁に金彩を施すのに便利】長刀筆4号

850319

968円(税込)

ウツワトエツケオリジナルの、左右非対称な穂先が特徴的な筆。
ロクロ線や金彩に。




長刀(なぎなたと読みます)筆は、
元々ロクロなどで細い線を描く筆として使用する筆ですが、
従来のものは含みの良い大ぶりのものが多く、
特に金彩はかなり沢山金液を吸ってしまうので
趣味として使用するには不向きなものでした。

そこで、吸いすぎない程度に金を吸って、
少数の作品に線を引くのにちょうどいい位の毛質と毛量に調整して作った
オリジナルの筆がこの長刀筆なのです。
絵具にも使えますが、特に金液のロクロ線にはちょうどいいです。
(マット金のロクロ線はペンワークマット金がお勧めです)

長刀筆の良い所は、面相筆のように点を当てるのではなく、
線を当てるような状態になるため、筆に含まれる絵具を
効率よく使えること、また面相筆は押してしまうと筆先が広がりますが、
長刀筆はそれほど広がらないので、比較的細いロクロ線が引きやすい所です。

ロクロ線の引き方に関しては
コラム《プチレッスン》長刀筆とロクロ道場
こちらの動画を参考にご覧ください。

使用する際は斜めにカットされている刃の形状の部分を下にして使います。
より細くしたい場合は先端に近い部分を当てるようにすると細くなります。

筆は焼成トラブルを防ぐため、水溶性・金彩など、使用する溶剤
ごとに別々に用意し、使用するのがおすすめです。



長刀筆、ロクロ、アームレストトール、ペンワークマット金を使って金のロクロ線を引きます。

《使用道具》
850319 長刀筆4号
ロクロ(成形用)19cm径 
ペインターズアームレスト(トール)
日本金液 ペンワーク専用マット金25% 5g


金液は粘性が高いため、絵具のロクロ線と比べ、線がかすれやすくなります。
今回はお皿のリム(縁)の際にロクロ線を引きますが、
器の歪みなどで更に作業がしづらいため、

まずは回転を速くしてベースの線を入れる

回転を遅くして手をしっかり固定しながらかすれた部分に金を足す

最後に回転速度を上げて仕上げる

の手順でロクロ線を引きました。

ペインターズアームレストトール
19cmロクロの上に渡せるので、手をしっかり固定出来、ロクロの回転が
遅くてもブレずに作業ができるので便利です。

長刀筆はロクロ専用筆です。
その形状から筆先が広がりにくいため、細い線が引きやすくなっており、
またナイロンの毛質が金を多く含みすぎないので、
少量の金線を引く際に向いています。

また、金は滑らかで粘性の少ない
ペンワークマット金に少量の
金油を希釈して使用しています。
ペンワークだけでなく、ロクロ線にもおすすめです。
※使用した器はジェノバ27cmディナープレート,
中のデザインは動画付きテキスト野ばらとぶどうのブーケを描いています。
(文・講師/松山)

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●素材・生地 :ナイロン100% 
●サイズ :穂丈14×幅5.2mm
●日本製
●ウツワトエツケオリジナル
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